2019年10月1日より、消費税が8%から10%に増税されました。
出費が増えてしまうので、家計にとって痛い増税ですよね。
しかし、それに伴って消費が冷え込まないように政府もさまざまな対策を打ち出しています。
具体的には、
・キャッシュレス決済を対象にしたポイント還元
・軽減税率制度
・自動車税の減税
・住宅ローン減税
など
すぐに利用でき、私たちの日常生活に直結しそうなのが上から3つですね。
◯プレミアム付商品券
プレミアム商品券は、各自治体が発行し、地元の店舗に限られます。
また、購入できる対象も限られています。
・2019年度の住民税が非課税のご家庭
一人につき25,000円分の商品券が20,000円で購入できるので25%もおトクになります。
◯軽減税率制度
消費税が一律に10%に引き上げになるのではなく、飲食料品に関しては8%に据え置く制度です。
飲食料品といっても、イートインやお酒に関しては10%になります。
日々の食事のための食材やお水などは8%のままなので助かりますね。
食材だけでなく、お弁当を購入して家で食べたり、宅配や出前の場合は8%のままなので上手に活用しましょう。
◯キャッシュレス決済を対象にしたポイント還元
店頭やレジ周りでこのようなマークを見たことはありませんか?
このマークは、政府が打ち出した増税対策で、「キャッシュレス決済を対象にしたポイント還元」制度のマークです。
店舗でのお買い物時にキャッシュレス決済で支払うことで、ポイントが還元されるのでおトクになる制度なんです。
この記事では、この「キャッシュレス決済を対象にしたポイント還元」について、キャッシュレス初心者である私が、キャッシュレス初心者の方にもわかりやすく解説します。
キャッシュレス決済とは?
キャッシュレス決済という言葉を聞いたことがありますか?
最近よく耳にするようになった「キャッシュレス決済」という言葉ですが、実は、クレジットカードや電子マネーなど、「現金以外での支払い方法」のことを言います。
クレジットカードは大抵の方は持っているのではないかと思います。
クレジットカードを使ったことがあれば、立派に「キャッシュレス決済をしたことがある!」と言えるんです。
国ぐるみでキャッシュレス決済を推進する理由
少し難しい話になります。
「理屈はいいからはよオススメのキャッシュレスを教えて!」という方は、
ここは飛ばして
4.「キャッシュレス決済を対象にしたポイント還元」制度とは?
からお読みくださいね。
皆さん、普段のお買い物は現金派ですか?クレジットカード派ですか?
経済産業省によると、個人の消費支出に占めるクレジットカードや電子マネーによるキャッシュレス決済額の割合は約18%で、残りの約8割は現金決済が占めているそうです。
実はこの水準は国際的にみて低く、アメリカ(41%)、韓国(54%)、中国(55%)の半分にも届きません。
このように、日本のキャッシュレス決済の割合が低い要因のひとつが「インフラの未整備」です。
日本政府は、2020年のオリンピック・パラリンピック開催までに電子決済の環境整備を進めることを掲げています。そうです。オリンピック・パラリンピックに来日する外国人を見据えた対策なんです。
しかし、このことで環境が整備されれば日本人のショッピングの利便性も格段に向上するでしょう。
キャッシュレス決済の方法は?選ぶポイントは?
政府のインフラ整備で特に重要視されているのが、セキュリティ対策です。
「キャッシュレスは怖いから」と現金主義にとどまる人もいるのではないでしょうか?
私も、クレジットカードは便利だしポイントがたまっておトクなのでクレジットカード歴は長いです。
しかし、クレジットカードもかなり慎重に選ぶタイプですし、ましてや電子マネーやその他の決済方法についてはイマイチ信用しきれず及び腰でした。
そこで政府は、2018年6月に割賦販売法の一部を改正し、
・カード加盟店が決済時に顧客のカード情報を保持しないシステムの整備、
・情報漏えいに関するマニュアルの配布
などを定めました。
国ぐるみで問題を解決し、キャッシュレスを推進していこうとしています。
とはいえ、私たちも国任せにせず、自衛できることはしなくてはなりません。
私がクレジットカードや電子マネーを選ぶポイントは
・セキュリティーがしっかりしている事
です。
最近、Paypayや7payでセキュリティーの問題で情報が漏洩する事案が起きました。
還元率が高いからと言ってポッと飛びつくのではなく、セキュリティーがしっかりしているものなのかの見極めないとあなたの個人情報が危険にさらされることになります。
私がもっている判断基準のひとつは、ある程度の長期間に渡って利用されているサービスや企業かということです。
出たばかりのサービスは、キャンペーンなどをやっていて一見おトクに見えるのですが、セキュリティーがしっかりしているのか?問題が起きた時にきちんとした対応をしてもらえるのか?わかりません。
その場合は一旦様子を見ます。
長期間運営されているものであれば、実績があるので企業の対応を判断・信用ができますよね。
それから、お店ごとにキャッシュレス還元を受けられる決済方法は異ります。
使うお店でキャッシュレス還元対象の決済方法を確認してください。
還元については、当日お支払いから現金還元されるもの、
ポイントで後日還元されるもの、
クレジットカードは、後日の支払いから差し引くという方法で還元されるなどさまざまな還元方法がありますので、経産省のサイトでチェックしてみてください。
「キャッシュレス決済を対象にしたポイント還元」制度とは?
政府の「キャッシュレス決済でポイント還元」(以下、「キャッシュレス還元」と略します)は、
の期間に行われています。
キャッシュレス還元を実施している店舗は中小規模の事業店舗に限られ、個人の商店や地元のスーパーが対象となります。コンビニも対象です。
全国チェーンの大手スーパー(イオンやダイエー、ライフなど)は対象になりませんので注意が必要です。
還元率は5%又は2%で、店舗によって異なります。
店頭や経産省のサイトで>>チェック<<してみてください。
また、キャッシュレス決済には大きく分けて、クレジットカードと電子マネー、QRコードによる決済方法があります。
ただし、お店によって、使えるキャッシュレスの種類も異なりますので、店頭やお店のレジ周り、または経産省のサイトで>>チェック<<してくださいね。
これらのクレジットカードは、キャッシュレス還元で受けることができるポイント還元率はどれもほとんど変わりありません。
しかし、クレジットカード自体のポイントの還元率は違います。
また、本来のポイント付与だけでなく、増税に合わせてクレジットカード会社でもキャッシュバックのキャンペーンを行なっているものもあります。
そこで、ここからは私が使ってみてオススメの還元率の高いおトクな(そして信用度の高い)クレカや電子マネーをご紹介しますので参考にしてみてください。
キャッシュレス還元でオススメのクレジットカード
クレジットカードは、後払い式のキャッシュレス決済方法です。
政府のキャッシュレス還元のポイント還元率はほとんどさがありませんが、クレジットカードの種類によってクレジットカード自体のポイント還元率が驚くほど違います。
ポイント還元率が高いカードを選べば、政府のキャッシュレス還元の期間が過ぎてもおトクにお買い物ができますよね。
キャッシュレス還元対象の主なクレジットカード
・オリコカード
・JCB
・VISA
・マスターカード
・楽天カード
・DCカード
・アメックス
・ジャックスなど
※表のクレジットカードは一部です。対象のクレカは経産省のサイトで検索できます。
◯この中でダントツでオススメなのが、JCBカードです。
JCBカードでは参加登録の上、クイックペイを利用すると20%がキャッシュバックされるキャンペーンを行なっているからです。
20%オフで買い物ができるということなので大きいですよね。
ただし、上限が決まっていて、50,000円までのお買い物(10,000円までのキャッシュバック)が対象になります。
期間は、2019年 8月 16 日(金)〜 2019年 12月 15 日(日)
とってもおトクなので、ぜひ利用してほしいと思います。
39歳以下の方は、年会費やポイントがお得になるJCB CARD Wがオススメです。
JCB CARD Wの詳細は>>こちら<<
◯次にオススメは、普段使いにもポイント還元率がダントツに高い年会費永久無料【リクルートカード】
です。
もちろん今回のキャッシュレス還元の対象カードです。
一般的なクレジットカードのポイント還元率てどれくらいかご存知ですか?
大体0.5%くらいが平均と言われています。
しかしこのリクルートカードは驚異の1.2%!一般的なカードの2.4倍ポイントが貯まりやすいと言えますね。
なので、政府のキャッシュレス還元の期間が終わってしまってもおトクに使えるクレジットカードと言えます。
JCBを選べば、20%キャッシュバックの対象にもなるのでとってもお勧めです。
リクルートカードは旅行が好きな方にもお勧めです。
キャッシュレス還元でオススメの電子マネー
電子マネーは、前払い式のキャッシュレス決済です。
現金やクレジットカードでカードやアプリに電子マネーをあらかじめチャージするものと
使った分だけクレジットカード決済になる電子マネーがあります。
前者は
上限金額を自分で決めてチャージしておけば使いすぎの心配がないのですが、うっかりとチャージを忘れていて使いたい時に残高がないということもありますので、どちらも一長一短あります。
キャッシュレス還元対象の電子マネー
・PASMO
・ICOCA
・Suica
・PiTaPaなど
(交通系以外)
・nanaco
・WAON
・楽天Edy
※表の電子マネーは一部です。対象の電子マネーは経産省のサイトで検索できます。
交通系のICカードは普段から使っている方にとっては特に新たな手続きなく使えるのが嬉しいですね。
nanacoやWAONは、普段からAEONやイトーヨーカドーなどを使っている方は持っているのではないでしょうか?
今回のキャッシュレス還元は、中小店舗を対象としているのでイオンやヨーカドーでは対象外になるのですが、一部対象になる店舗があるようなので、公式サイトでご確認ください。
また、独自のポイントアップキャンペーンを行なっています。
イオンではポイント5倍、セブンアイホールディングスでは「セブンプレミアム」購入でポイント5倍なようです。
電子マネーについてはどれも大きな差はなく還元を受けられます。
ただ、独自のポイントが付く店舗つかない店舗があるのでおトクに使いこなすのが少々難しいです。
ただし、12月15日までは、JCBが20%キャッシュバックのキャンペーンを行なっているので、QUICPayがおススメです。
QUICPayの始め方についての記事はこちら
↓↓
キャッシュレス還元でオススメのQR決済
スマホのアプリに表示されるQRコードをレジで読み取ってもらい支払うキャッシュレス決済方法です。
・PayPay
・楽天Pay
・d払い
・au PAY
などが対象です。
この中で特にオススメなのが、「d払い」
です。
d払いは、ドコモのQR決済なのですが、ドコモ以外のキャリアの方もdアカウントというドコモのIDを初めに登録すれば使うことができます。
2019年10月31日までの期間、d払いのアプリをダウンロードしてキャンペーンに参加登録の上、月に2回利用でもれなく1,000円分のポイントがもらえます。
また、現在は20%ポイント還元のキャンペーンを実施中!実店舗でもネットショップでも実質20%オフって太っ腹ですね。
期間は2019年9月14日(土)~ 2019年10月14日(月)なので、お急ぎください。
※今年に入って3月、4月や7月にも行なっていたので、また実施されるかもしれません。
d払いやdポイントはキャンペーンを頻繁に行なっていて、過去には金土曜日にはポイントが7倍になるキャンペーンなども行なっていたのでキャンペーンをうまく利用することによってお得に使えるQR決済と言えます。
まとめ
私も最近になって使い始めた電子マネー。
使う前は不安でしたが、使ってみると本当に便利です。
大きな財布を持ち歩いたり、レジで小銭をさがさなくても携帯1つ、カード1つで買い物が事足りてしまいます。
子どもを抱っこしていて荷物を持っていても端末にスマホをピッとかざせば買い物ができてしまう。
とっても便利です。
現金を下ろすためにATMに並んだり、手数料を支払う必要もありません。
こんなに便利でおまけにポイントもついておトクなんて。
ただし、今の日本では、まだまだどうしても現金が必要な場面が出てくるのも正直なところ。
また、災害時停電時にはキャッシュレス決済ができないので現金がなくなるということはないでしょう。
どちらもいいところは取り入れて、バランスよく賢く使っていきましょう。
セキュリティーが不安という方は、信用できるアプリやカードの会社をえらんだり、
スマホを落としても悪用されないように生体認証のついたスマホにすることも対策として有効です。
オススメのキャッシュレス決済を利用することで、消費税増税前よりもおトクにお買い物ができてしまうので、ぜひ活用してくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!