1歳半の赤ちゃんと行く!石垣島・竹富島・西表島旅行!⑨〜【3日目】竹富島のことを知ろう!「素足ツアー」〜

こんにちは!みやこママです。

竹富島3日目。竹富島の非営利団体「たきどぅん」が主催している「素足ツアー」に参加しました。

目次

1.「素足で感じる竹富島」に参加しました

この日は、「素足ツアー」に参加する予定です。

「素足ツアー」とは、NPO法人の「たきどぅん」が主催しているプログラムで正式名称は「素足で感じる竹富島」と言います。
実際に竹富島に暮らされている方がガイドさんとなり竹富島を案内してくれたり竹富島の暮らしなどに付いてお話ししてくれます。事前予約が必要で、希望日にガイドさんや島の行事と予定が合わないと参加できません。
たきどぅんのHPはこちら

楽しみにして、集合場所の「ゆがふ館」に向かいます。
「ゆがふ館」は環境省の施設で、竹富島の自然や伝統文化、芸能を伝える目的で設置されました。なんと無料で利用できます。
「素足ツアー」を企画するNPOたきどぅんは島の文化を守ることを目的に設立されたNPO法人で、この「ゆがふ館」や竹富港の待合所「てぇどぅんかりゆし館」の管理運営を委託されている組織でもあります。

「素足ツアー」はここ「ゆがふ館」から始まります。

指定された時間に集合し、料金をお支払いしグッズを受け取ります。
料金は大人(中学生以上)¥3,500、こども(小学生以上)¥1,750です。この料金に、バス代、保険、お茶お菓子代、のちほど訪れる「喜宝院蒐集館」の入場料がふくまれています。そのほかに、この豪華グッズ、うれしい!
竹富島の素足ツアーグッズ
島ぞうり、島の地図、クバオオニ、エコバッグ付きです。(子どもには島ぞうりはつきません)

クバオウニは「クバ」という植物の葉っぱで作られたうちわです。竹富島では昔から作られていたそうで、これで仰ぐと「サラサラ」と音を立てて島の香りの優しい風が気持ちよく。竹富島を思い出すのに凄くいいです(*´∇`*)

また、この地図がすごく役に立つ!どこより詳しいしお店も書いてあって凄くいいです。これらのグッズは港でも販売しています。島ぞうり(いわゆるビーチサンダル)は在庫がある場合は色を選べるそうです。この時は在庫がなく、自動的に「青」の島ぞうりでした。
ツアー名の「素足で感じる」は、この島ぞうりをはいて歩いて回ろうという意味なのかな?
「履き替えますか?」と聞かれたので、履き変えることにしました。すると靴を入れるビニール袋をいただけました!

そのあと、まずは館内の展示を見ながら解説を受けます。この時は参加者がわたしたち一組だけだったので、子どもにもわかるように簡単に説明をしていただきました。(わたしにはちょっと物足りなかった。もう少し詳しく聞きたかったな。。)中の展示が凄く興味深くて、自然や独特の文化について詳しく知ることができます。これで無料って素晴らしいです!竹富島を訪れる方には是非来館して竹富島のことをより知ってほしいと思います。
その後、竹富島の芸能伝承にかんするビデオを鑑賞。外に出て植物や動物の解説をしていただき、ちょうど舟屋が復元したばかりということで中に入らせていただきました。今のように観光地化して港が整備されるまではこんな原始的な(失礼)待合室で寒さをしのいだり暖をとったりしていたのですね。
その足でかりゆし館に向かい、集落行きのバスに乗り込みます。

竹富島のゆがふ館

バスで集落の入り口に送ってもらうと、ガイドの方が待っていてくれました。
待ち合わせた場所は「グック」といって、昔見張りや狼煙をあげるのに使っていた場所でした。
こどもを連れていたからか、ガイドの方が植物を使った遊びについて教えてくれました。この植物でおもちゃが作れるとか、小さい頃にトンボをとる仕掛けをつくって遊んだとか。
話しながら歩いていると、月桃の花が咲いていました!
ラッキー!
とてもいい匂いです。

お話を聞きながら世持御嶽まで移動します。

世持御嶽では、11月に行われる種子取祭についてお話を聞きます。
竹富島の神様のお話しはとても興味深かったです。

世持御嶽の側には慰霊碑がありました。これは、第二次世界大戦で犠牲になった方の慰霊碑だそうです。竹富島は直接戦火が及ぶことはなかったようですが、やはり苦しい生活を送られたとのこと。漂着した隊もあったそうです。沖縄の米軍基地に対する複雑な気持ちも話されていました。

世持御嶽で旅の安全を祈っていただき、民家へ向かいます。
少し前まで実際に島人の方が住まわれていたそうです。
なかなか民家に上がる機会はないので嬉しいです!ここでさんぴん茶さんたくこうを頂きガイドの方と世間話をします。
おばあちゃんの家に来たみたい。赤ちゃんは寝てしまっていましたが、オムツも替えさせてもらい、うえのこも実家に帰った時のようにリラックスしていました。
竹富島の民家のシーサー
竹富島の民家の独特な作りの話に始まり、ご自分のこどものころの話など沢山おはなししていただきました。なんとその方は、関西にお嫁に行ってたとか!旦那さんが定年退職したのを機に奥さんのご実家のある竹富島に移住されたのだそうです。「その関西弁が懐かしいわ」とおっしゃっていましたww結婚生活に対してのアドバイスもいただきました(^^)
独特のイントネーションのおかげで2割くらいは聞き取れない話もありましたが、聞き返すと親切に教えてくれました。

また、午後からもずく取りに行こうと誘っていただきました!すっごく行きたかったのですが、こどもたちの着替えなど持ってきていなかったので遠慮させていただきました。次回是非!凄くためになるそして癒される時間でした。ありがとうございました。

時間が来たのでその民家を出て、喜宝院蒐集館へ。
ここは「喜宝院」という浄土真宗本願寺派のお寺で、日本最南端のお寺だそうです。このお寺の住職さんが昔の竹富島で使われていたものを集めた民俗資料館が「喜宝院蒐集館」として公開されています。ツアーでなくとも入れますが、入館料おとな300円、小・中学生は100円がかかります。

当時使っていた食器(貝!)や着物、船や棺桶に至るまでとにかく沢山展示されており、館長さんが説明してくれます。文字がなかった時代に収める税を数えるために使われていたワラサン(藁算?)とか、生活の知恵が面白かったです。凄く雑然と置いてあるんですが、歴史的に凄く価値があるんじゃない?って感じました。最後に三線を引いて、こどもにも楽器を貸してくれて安里屋ゆんたを歌ってくれました。

竹富島の喜宝院蒐集館

これで「素足ツアー」は終了です。現地解散になります。

2.まとめ

「素足で感じる竹富島」は、竹富島を知るのにとても役に立つツアーでした。
その名の通り、竹富島の島民の方と直接お話ができて、竹富島の方の生活に触れ感じることができる貴重な体験となりました。竹富島の方々みんなが協力して開催されていると感じました。

竹富島は観光客が多く、風景も綺麗でテーマパークのように感じてしまうかもしれませんが、実際にそこには島人の方々が生活をしており、島人の方は島の自然や伝統文化をとても大切に思い、継承していこうとしている。それを強く感じました。

竹富島に行く機会があれば、是非このツアーに参加して竹富島の息遣いや優しさを感じてほしいと思いました。

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